水うちわ

美濃と言えば「和紙」。山間部に広がった加工産業。
耕作面積が限られた中で生まれた職人業。
うちわ、傘、障子、提燈・・・質の高い美濃和紙は近江商人によっても全国各地に広まったと言う・・・

最盛期には5000戸を超える和紙職人さんも、今では15戸になっている。
当時の職人は過酷な労働で美濃の経済を支えていた。
技術の高い職人さんの営みが、その町の雰囲気をつくいると感じる。
そんな中、美濃の紙商人が財を築いて競って「卯建」を上げ、静寂の中に規律ある町並みが形成された。
しかし洋紙が中心になり、機械化、工業化が進む中、手漉き和紙の需要は減っていった厳しい現実。

写真は美濃和紙の「水うちわ」。
うちわを水に浸してから使用するもの。
透けている紙の美しさと、涼を楽しむ粋なうちわ。
かっこいいでしょ!
思わず買ってしまいました(笑)

伝統的にもの+現在の技術+アート に惚れてしまった逸品です。
新しい可能性の追求が次のステージへと繋がっているはず。
暑い夏を粋なうちわで乗り切れるか?(笑)・・楽しみです!

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