形あるものは完成した時から朽ちていく運命。
トンネル、道路、橋、建物、車、家具、家電・・
時間を短縮して高度成長を遂げてきた日本では、劣化する時期が集中しているとも言える。
ものをメンテナンスするというよりも買い替え、モデルチェンジを推し進めて経済を牽引してきた。
人の心理として、出来上がったものに対し、安全というメンテナンスの意識がそこに向かなくなってきた。
コストアップに繋がるからできるだけ削ぎ落としたいと考えるのも事実。
災害、事故があって初めて気付くことになる。
未来永劫完全なものは存在しないということ。
形あるものは必ずメンテナンスが必要ということ。
大量生産、大量消費、大量廃棄の代償なのか・・
僕らは否定できないところで暮らしている。