謙虚

黄金色に輝く稲穂は日本の宝物。
ちょっと遅い収穫。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」・・。人格の高い人ほど、相手に対して態度が謙虚である。

今日訪問させて頂いた和菓子店様は、長閑な田園風景が広がる地域の圧倒的一番店。
3キロで約5,000世帯。半径100Mに40世帯そこそこの地域。
その売上には驚かされます・・・

観光地でないこの地域でここまでお客様から指示されるものと感心するばかり・・・
都心でブイブイ飲食店をされている方などは想像できないはず。

地域1番店の前提
・一番商品を持っている。(売上構成比40%以上の商品)
・商品、サービスに対し、研究熱心である。積極的に設備投資を行っている(柔軟に取り入れる姿勢)
・無駄、ロスに厳しい(もったいない精神が社内共有できている)
・売場、工房、バックヤード総てにおいて整理、整頓ができている。(20年、30年経っている工房もピカピカ)
・リーズナブルである(安売りではなく値打ちがある。価格決定権を持っている。価格決定に迷いがない)
・お客様への対応はもちろんのこと、業者さんに対しても対応が丁重である。

謙虚な姿勢、仕事に打ち込むお店の姿勢にお客様が惚れていると思う。
美味しさの追求・・・この一点に拘りを持っているからこそ、商品がどんどん美味しくなる。
シンプルな商品故にその拘りが半端じゃない。
長年、改良に改良を重ねた餅とコシ餡の絶妙なバランス、歯ごたえと風味・・・絶品ですね!

HPもない、チラシも打たない、メディアも意識していない。
人口減少、過疎化の進む地域でも間違いなく「心のこもった美味しさ」+「心のもてなし」は人々を魅了しますね。
販促、プロモーションはテクニックの一つ。
テクニックは何とでもなる・・・