塩梅

おはようございます。
昨日とは打って変わっていい天気ですね~
今から九州に出張です。
投資の大きい事業です。右に左に振れながらも一歩一歩前進しています。

投資は極力抑えるべきだと思う。投資対効果の高い店づくりは重要ですよね。
今や飲食店を含め、現状を再利用するお店がほとんどである。
見える数字だけを追いかければ、投資コスト抑えることは当たり前。誰でもアドバイスできる範囲。
短期に物事を考えればそう判断するし、もったいないから再利用する。
無駄、無茶な投資は行わないことが懸命である。
しかしその「塩梅」が難しい・・・

「あんばい」→ 味加減や具合

・構造、仕様、設備的には機能を守りながらも過剰設計にならない加減
・デザイン的にも雰囲気を損なわない加減
・売場面積と売上の加減
・店舗年数によるお店の傷み加減
・サイクルによる投資加減

投資とのバランス、事業規模、取り扱う商品、時代性、地域性、ターゲット、客単価等によって異なる。
「塩梅」は経験の豊富さ、知見、知識によって大きく左右すると思う。無責任な一方通行的なアドバイスはできない。

僕らの仕事は設計事務所としての「作品」をつくる訳ではない。
またお店として、メッセージ性もない、単に安価なお店をつくることが仕事でもない。
クリエイティブな発想と、経験から導くお店づくりの「塩梅」を大切にしたい。