しつこく、飽きずに・・・

引渡し前のチェックをさせて頂いた。
出店地は和菓子屋として需要の掘り起こしに欠かせない次世代の客層が多い地域。

消費は本能的に、今ここにない対極にある価値に新鮮さを覚える。
価値はいつの時代も対極から対極へと変化し移ろいながら、それが歴史を形づくっていくもの・・・生まれた時からデジタル社会で育った若者達は、逆にアナログ感覚に新鮮さを感じている。

商品の安定供給やコストを押さえた効率的な商品の供給は、なくてはならないもの。
ただ現在は売り手市場ではなく明らかに買い手市場になった今、その現実をなかなか受け入れられないでいると思う。
売り手側でなく、お客様にとっての価値実現のためにいかに、製造、販売が一体となって取組まなければならないことも認識している。時代の変化に対応することも・・・

商品を販売してからも、売れ行きやお客様の声に耳を傾けながら、常に商品を改良、改善し続けることが重要ではないでしょうか・・・
あえて申し上げれば、商品の寿命が短距離で終わるか、長距離走なのかは競合状況などの外部環境のせいではないと思う。
商品開発、製造、現場販売の取組み姿勢が一致団結し、ひとつの商品を育てあげることに力を注ぐことができるかにかかっている。
しつこく、飽きずに、商品に対して執着心を持つべきでしょう。

売り手、作り手が商品に飽きてしまうことが、定番商品を育てられない大きな原因のひとつではないかと考えます。
一旦決めたことは、しつこく、飽きずに・・・・

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