工事費とクオリティの関係は、人の手仕事の比率が高い分、その差を大きく感じることがある。
見積り価格、見積り内容、評判、打合せの対応で発注に至る。
いざ工事に入るとその内容が一変する場合がある。
いいもの、ダメなものは現場の途中、仕上がった後でもやり直しは効く。しかし・・・
・いついつまでにやります
・何時に手配しています
・やり直します
人と深く関わり、特に現場を任されている現場監督の言葉は重い・・・
この言葉を信じて現場は進行し、設計としてオーナーにもその内容を伝える。
刻一刻と迫る引渡しの現場では、手仕事での完成度と、責任ある一言、判断が現場をスムーズに動かす。近所の立ち話でも居酒屋での話ではない。
短い期間の中、徹夜で作業を行っている大変さは理解できる。
しかし納得するものでなければ引渡しはできない。
現場での大変さが台無しである。プロとして意地を見せて欲しい。