形あるものは何れ無くなる・・・それは会社も同じ。
昨日、以前僕が勤めていた会社の元親会社が民事再生法の適用を申請した。事実上の倒産・・
創業から2年半で株式上場を果たし、M&Aを繰返しながら大きくなった。
しかし設立から約10年目で破綻・・・フルスピードで駆け抜けた会社がその幕を下ろす。
船長が入れ替わり、海図も羅針盤もなくした船は、方向を見失い、乗船していたスタッフもどんどん船を離れていった。
僕もその一人・・・
大海原に傷だらけの船が静かに沈んでいく感じ・・・やっぱり寂しい。
人生を掛けた株式上場、1兆円企業を本気で目指していた経営陣。
人生からの厳しい問いかけに対し、自ら過酷な試練を乗り越えていくようなもの。
しかし運命を跳ね除けた瞬間にもろくも崩れていく・・・
普通では見れない景色を見せて頂きました。その経験がなければ今の自分、会社はありません。
経験、人との出会い、事業の意味、生きる力、判断力、厳しさ・・・
人は万能ではないと思う。限界もある。それは運命、とい言い換えられるものではないでしょうか。
運命を切り拓く気構えは大切。運命を受け入れることがもっと大切ではなかったか・・
ありがとうございました。