結果が全て

去年の12月に着工予定で5月連休前にオープンを目指していたお店がやっと上棟式を迎えることができた。建設費高騰による金額調整に手間と時間を要しました。いや~嬉しいですね・・ほっとしました(笑)

一方でまだ金額調整に手間取っているお店もあれば、白紙になったお店もあります。
白紙ということは、頭に描いたお店は幻想のまま終わってしまうということ・・
設計は結果が全て。
想い、知識と経験を重ね合わせ、法律に照らし合わせて仕上がった図面も、世の中に問わない設計図は何の意味もなさない。

誰に何を言われても、人から疑われていたとしても、仕事の大きさ、内容に関係なく、誠実に仕事をするのは当たり前。
やましい裏工作など何もない。
只々…疑われていたことがショックでした・・お金の問題じゃない。
今まで気づかなかった自分が情けなくなる。
自分の力不足以外にない。自分が傲慢になっていたから信頼を勝ち得なかった。
相手の立場に立てなかった結果。信頼されていなかった証だ。

 

僕は施主と何を共有し、お互いに限られた時間を使って何を積み上げてきたのだろう・・
設計費の一部をご負担して頂いたにも関わらず、全てが幻のまま終わってしまった。
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

只僕は設計事務所として、その地域の工務店のコストが高過ぎると思うだけだ。
建設会社さんやその協力業者さんは、コストの追及を忘れてはならないと思う。
そこから逃げてしまうと何の進歩もない。他社を排除しても何も生まれない。
今もそれは変わらないし、これからも追求することに迷いはありません。

まだまだ建設費が高騰しているし、職人不足、労働力不足が解消されない中、我々設計事務所は何ができるのか・・
スケジュール管理、予算管理能力がより問われている思います。
気を引き締めなおします・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください