原材料高騰に備えること

 

風邪の治りが遅い・・・自分の体にイライラした一日でした。

自転車や徒歩で移動しているとついつい写真を撮ってしまいます。キョロキョロしながら気になるとパッシャリ! 視界に入ってくる情報が気になって仕方がないのだ。癖みたいなものですね。
色々想像できるので楽しい・・・

すみません本題です。
新聞にも取り上げられていまたしが、大手山崎製パンが値上げを決めた様子・・・
主要原材料である小麦粉、砂糖、玉子etcの原価が高騰していることから価格転換を決めたらしい・・企業努力を続けてきた結果のことだと思う。大手故に値上げの判断は計り知れない決断力がいったはず。
食品やガソリンなど暮らしに関するさまざまな品物で、今後益々値上げの動きが広がると予測できる。消費低迷の中の商品の値上げは普段の生活に大きな影響を与えるし、長く続くとも予測されている。

中小企業の製菓製パン店にもじわじわ忍び寄ってきている。
山崎製パンの値上げ決定により、その影響が一気に噴き出す可能性がある。小麦、玉子、砂糖・・・製菓製パン業界にとっては目を背けることができない。
今からでも想定し、対策を検討しておく必要があると思うので簡単に整理してみました。

1.仕入れ業者からの情報を整理する。こまめに・・・
2.原材料高騰による影響度を数字で理解しておく。(想定しておく)
3.具体的には商品ごとの限界利益がどう変化するかをシュミレーションしておく。
4.数字を理解した上で仕入れ業者との交渉を行う。場合によっては他社との交渉も視野に入れる。(ロット、代替品、支払い条件etc)
5.生産効率アップ→機械設備、冷凍、冷蔵設備の見直し
6.場合によっては影響度の高い商品の生産を抑え、影響度の低い商品の販促を行う。(影響度の低い新商品開発)

業績が低迷したのは原材料が高騰し、消費が弱ったから・・・・
理由を言ったところで何ともならない。値上げを行うのも経営判断。現状価格のまま販売するのも経営判断。経営責任でしょう。
プロセス、検証が重要だと思う。無茶苦茶な値段交渉や、ざっくりした値上げはやめるべきだと思う。こういう時だからこそ、雑駁に処理しないことが重要では。企業姿勢が問われている。
何も手を打たないのが一番怖い。思考停止にならないように・・・