自分の軸・・

 

今日は静岡県の磐田市と浜松市に出張です。
今、大阪に向う新幹線の中で思うことを書いてみました・・・今日は呑んでいませんよ。

設計の仕事はそれぞれ違う条件の中、何もない白紙の状態からイメージを膨らませて、経験という引き出しを開けながら、一方で予算も頭の中で創造する・・・
アーティストじゃないから、投資に対して、どのような効果を生み出すのか・・・・
建築以外にも費用が嵩むのでいかにバランスをとるか重要だと認識している。
予算組の中で一番ウエイトを占める建築費もゼネコンや工務店によってもバラバラである。
口で言うのは簡単だ。「安くできます」「予算に合わせます」「坪○○万ぐらいでは?」・・・
総じて口の軽い工務店は信じられない。

予算重視といっても、ペラペラの建物はやはり建てられない・・・数年後、後悔することが目に見えるから。事前にそのリスクを説明し、理解してもらう必要がある。
過剰な設計??・・・コストアップに繋がる。使い勝手はいいがその返済で苦しめることにならないか・・・

自分がオーナーの立場に立って考えた時、これだけの投資をするのだろうか? 腹を括れるのか?・・自分の胸に手を当てて考える。
本当に売れるだろうか? その返済は?・・・
ん~まだ予算を削れないか?・・削った時の効果は?
もっと売上を上げるためには? 想定している売上を上げる根拠は?・・・ん~悩みます。
簡単に答えなんか出ないですよね・・・その繰り返しです。
お店をつくるプロセスは一つ一つ丁寧に解決していかなければならいない。オーナーから見るとくどいように見えるかも?

自分という軸を中心に右に振りすぎていたら、左側を知っておく。左側に振りすぎていたら右側を意識しておく。振りすぎていることに気づかないと不幸だ。計画が振り出しに戻っても自分の軸を持って判断していきたい。