昨日は菓子研究団体 大阪二六会、75回定時総会に出席させて頂きました。
75年の歴史ある和菓子の技術を高める団体です。75年です・・・・
総会中にふと思ました・・・・
ん~飲食業界や他の業界でもこれだけ長く続いている団体ってあるのだろうか???・・・
和菓子の技術を継承するためや、技術を競うための研究団体です。
日本全国にこういう菓子研究団体が多数存在します。私も菓子研究団体の方からお声掛けして頂き、セミナーや勉強会を開催させて頂いた経験があります。
和菓子の技術者が他店の若い職人を指導する。もしくは評価する・・・
自店の売上にまったく繋がりませんからね・・・
後世に技術を継承するという崇高な考え方がベースにあるからできることでしょう。
飲食業界は弱肉強食のイメージがどうしても強いですね。他店に技術を教える発想はあまり聞かない。ハングリーさは養えるが、次世代に繋ぐ発想はあまり感じられない。その世代限りである。
「技術」を軸に業界、団体が仕組みとして下支えしているからこそ受け継がれることが当たり前になっている。ありがたいことですね。
商品経営が軸。魂の抜けた商品は指示されないはず。
次世代に継承することは和菓子屋の宿命。
お菓子は平和の象徴。
技術の裏づけがあるからこそ、信頼、満足いただけるお菓子をお届けすることができるし、積極的な提案もできると思う。
大阪二六会、研究団体を誇りに思います。