朽ちてゆく・・・

名古屋→土浦への車中・・・

とあるホテルの上から眺めた商店街・・・
屋根の高さも形状も色もバラバラバラである。
パッチワークの柄みたいですね。
恐らく戦後の高度成長と共に、我先にと競って建てた建物ではないかな?
出店すれば飛ぶように売れ、売れるからどんどんお店が増え、商店街として一つの街を形成していった。
計画された商店街ではないと思いますが・・・建物的には当時の背景も含めて勢いが感じられて好きですけど・・・

誰よりも先に店頭に商品を並べたに違いない。しかし今はその面影もない商店街・・・
ほとんどの店主はこんな世の中になるとは想像もしていなかった。

しかし一方、商店街で一儲けして、郊外に自宅を構え、商店街のお店を賃貸しているという・・・
働かない不動産屋になり変わって、元の勢いのある店主の姿は遠い昔。
そして店子もこの不景気でお店を閉店し、誰も住まない、商売もしないゴースト商店街に朽ちてゆく。
なんとなく想像してしまう・・・
地方だけでない商店街の危機。

暮らしてよし、訪れてよし、働いてよし・・・そんな商店街に蘇って欲しい。

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