砲台

朝から子供と家の近くにある「西宮砲台」を見に行く。
デザインの意識もないシンプルな形ですが、重々しく迫力がある。
浜辺に鎮座している姿は何かの要塞? 基地のような・・・
ちょっと違和感を感じましたが・・・

幕末の混沌とした時代に、あの勝海舟が黒船来襲に備えて建てた砲台らしい。
日本中から選りすぐりの職人を集め、4年の歳月かけて造り上げたとか・・・
完成後に試し撃ちを行った結果、砲台内に煙が充満して使い物にならなかったらしい・・・えっ!マジですか?って・・・結果、全く役に立たなかった建物。

日本の運命をかけて造り上げた砲台はその役目を果たすことはなかった。
設計ミスでしょう。しかし・・・
日本を守るためにつくり上げた砲台。
4年の歳月と技術の結集、そして祖国への想い・・・何か寂しいね・・
その想いが形として残っている。
後世に残して欲しい建築です。

その後、数年後に明治維新だったようです・・・

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