バランスと完成度

北九州、福岡の吉冨町というところでのプレゼンに行ってきました。
小倉駅から乗るソニック号では座れませんでした。九州新幹線の影響で活発になってきているのでしょうか? いいですね~九州が熱いですよ!

前提条件がまだ整理できないなかでのプレゼンでしたので、まだまだ不完全なところもありますが、考えられる部分は「夢・想像」を膨らませて企画させて頂きました。
結果から言うと設計については一から見直しです・・・経営判断で建てる場所が変わってしまった。くぅ~仕方がないですね・・・・結構ショックです(笑)

ですが、ものの考え方やショップコンセプト、商品戦略、戦術、プロモーション、投資回収、スケジュール等、経営陣の皆様とは共有できましたので、少しホットしています。根幹部分ですので、意思疎通も含めて大切にしたい。スタート地点が違うと中々前に進みませんからね・・・
設計はやり直しですが、「やった感」はありますね~心地いい疲れです(笑)

全体の組み立て方が重要です。一丁目一番地が商品です。
早く進みがちな建築だけがどんどん進んでもダメですし、その投資額対効果や、その割り振りも重要になります。要は「バランスと完成度」ですね。

イレギュラーで、バランスの悪いお店でも成功しているお店をみかけますが、そうそうないですよ。ギャンブルではないですから・・・

小さいお店では逆にバランスが崩れていることが、個性として捉えられることもあります。イメージとのギャップが印象に残るのでしょう。言い換えればスタート時の満足度、期待度の「敷居」は低いはず。

特に店舗展開されているお店や規模の大きいお店、知名度の高いお店では、期待度も高いはず。消費者のイメージが先行している分、満足度、期待度の「敷居」が間違いなく高い。
トータルでの完成度が求められますが、何かバランスが崩れていると、高い完成度の部分まで悪く見られてしまいます。

あえてバランスを崩す場合もあれますが、それは想定内ですので修正すればその効果も表れやすいです。想定できていないことが発生し、バランスを崩してしまうと中々取り返しがききません。
故に取り組みを始める前に「全体のバランスと完成度」が重要であることを共有しておく必要があります。
力がなければ複雑な仕掛けはしない事。シンプルに取り組むべきである。負けないコツだと思う。

気づかず前に進むか、気づいていてもその課題に取り組まないのか・・・責任を負っている分、その事に気づいているなら解決しなければならない。解決しやすい簡単な道を歩まないことでしょう。
重要なことだと思います。