継続してきたこと⇒気づき⇒強み

 1
 2

昔は鮮魚店の前を通ると、そのお店の親父さんがその家の献立を決めていましたよね。
「お姉ちゃん、今日はいいブリが入ったから、焼いたら美味しいよ。切り身6枚ぐら
い買うとき!」
「買い物の帰り寄ってや。捌いとくわ!」
確かこんなやりとりを母親としていたように思う・・(笑)
時代の流れの中でそんな鮮魚店は大型スーパーの波に飲み込まれてしまいました。
きっと家族構成も知っていてたんでしょうね・・
夕方の献立やお弁当の一品メニューを提案していた訳ですから。

写真は敦賀市にある鮮魚店。
フルオープンの工場で女性が忙しなく働いている。
店頭に干されているカレイに引き寄せられる。
工房には大きな釜が3つほどあり、白い湯気がモクモクと上がっている。
竹篭に入れられた越前蟹をそこでカバーっと茹でるわけです。
そりゃ美味しいですよね・・(笑)
向かえにはお店を構えていて、土間の上に、白いトロ箱に入れられた魚がズラッと並
べられている。
こんなお店が都心にもあれば流行りますよね・・間違いなく。

当たり前のように継続してきたことに、あえてスポットを当てるとで、改めて気付い
たり、強みになることもあります。
また全国には自店の個性に気づき、上手く表現されているお店もあります。

自店、自社に置き換えるとどうでしょうか・・
継続してきたことにスポットを当ててみることで、そのことが角度を変えた強みにな
る場合もありますね。