自分自身が美味しいと思うものを贈る

博多に移動中です。
ギフトについて少し整理してみたいと思います。
客単価や盆、暮れの需要が減ってきたという話はよく耳にします・・・
本来、盆暮れギフトというのは、年に2回、お世話になっている方に感謝の「心を伝える」ための贈り物であります。
日本には、風呂敷に贈り物を包んで訪問し、ご挨拶するといったすばらしい習わしです。
ですが、いつしか本来の志しが消えつつあり、「物を贈る」行為そのものが目的へと変ってしまいました。
百貨店の包装紙でなくてもいい、有名老舗の商品でなくてもいいという、新しい価値観が生まれてきていると思います。特に40代は間違いなくそうですね。
例えば日頃から美味しいと感じているドレッシングや、調味料、もちろんお菓子もそうですが、「自分自身が美味しいと思うものを贈る」というコンセプトが主流になってきています。
またネットでの購入需要も間違いなく伸びてきています。

日本独自の手土産という発想や盆暮れの菓子折文化。ちょっとお世話になったお礼や挨拶の時に、手ぶらで行くのは失礼という価値観はいまもって強いです。
ギフト需要は多様化、細分化されていく中で、新しい価値観のマーケットは確実に膨らんできています。時代の流れやニーズには敏感に対応していきたいものです。