礼儀と務め

新潟県長岡にある「山本五十六記念館」は町の中にひっそりと佇む控えめな記念館。

拝見してつくづく思う。
僕らは近代史を粗末に扱った授業を受けていた・・・
近代史の認識は司馬遼太郎さんの本がベースになっている。
数十年前にあった日本の歴史。
美化も自虚も必要ないと思う。イデオロギーを取り除いて、事実を真摯に見直す・・・
そんな教育、授業が必要ではないだろうか・・・

国内での戊辰戦争、日露戦争、日中戦争、米英との戦争・・・
軍縮会議の交渉、三国同盟の反対、戦争回避を最後まで訴え続けた連合艦隊司令長官。
負ける戦の指揮を執る責任者の想いははかり知れない・・・
真珠湾攻撃成功での英雄扱い・・自分の想いとは真逆に進む誇張された現実。胸が張り裂けそうになっていたに違いない・・・

近代史、一番近い日本の深い歴史を学ばなければならないと思う。
平和を願いながら散っていた先人への礼儀と務めではないだろうか・・・

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